生まれ故郷 広島訪問記 その2

8月1日 

 この日は広島県庁を訪問、広島県議会総務課を通じて危機管理監危機管理課 課長兼政策監 土井司氏に東日本大震災を踏まえた広島県の防災対策の拡充強化についてお話を伺いました。

 県としては国の動きを注視しつつも、防災計画についてどの様な見直しが必要か洗い出し作業を行っているとのことでした。ここには五日市断層があり、地震防災戦略は必要であるとのことですが、東南海、南海沖の地震などについては注視しつつも、瀬戸内であるがゆえに津波にはあまり神経質ではなさそうでした。

 原発については当県には立地はなく、四国や日本海側の立地について注視しているとのことでした。しかし、防災施策の充実強化には大きな力点を置いていて、地震防災戦略については平成29年度までに大地震の発生により想定される死者数を5割以上、被害額を3割以上減少させるという目標で立案遂行するとのことでした。 

 次に広島県健康福祉局、被爆者支援課 上野祐之課長にお会いしました。私も京都府原爆被災者の会に所属しているのでその支援状況には強い関心を持ってお聞ききしました。

 元より国の援護法は広島でも京都でも全国同一ですが、広島・長崎は被災者の数が別格に多いので、援護措置は一般的には都道府県知事の所管であるところを広島市と長崎市だけは市長の所管となっているとのことでした。

 又、戦後65年以上過ぎて、被爆者及び認定されていない被爆の人達も老齢化しており、今の課題は原爆被災者の認定、原爆症の認定、原爆投下直後に降った「黒い雨」の影響範囲(これが認定に関係している)などの問題が急がれるとのことでした。

 いずれにしても、いつまでも消えない原爆被爆の問題を考えると、原発も含めてこれから新たに被爆者を生み出す原子力の利用は人間の統制能力を超えるものだけに、速やかに脱原子力へと進めなければならないと思いました。 

 その後徒歩にて30分、平和記念公園の資料館へと移動しました。途中、原爆ドームの前にはウィークデーにもかかわらず外国の人達も含めて多くの人たちの姿がありました。 このドーム、そして資料館、日本中のそして世界中の全ての人達に見てほしい、必ず平和への想いと祈りが湧き出ることと思います。

                                           田中英夫 拝

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